Cascade chrysanthemum懸崖菊
京都府向日市の特産品「懸崖菊」
清水園芸のある、ここ京都府向日市(むこうし)では、大正時代に「懸崖菊(けんがいぎく)」の栽培が始められました。2020年でおよそ100年の歴史になります。
昭和に入り、生産者たちが競い合うように生産していたことで技術が向上し、生産規模も拡大していきます。昭和50年代には、向日市で20軒以上の生産者があり、全国でも数少ない懸崖菊の一大産地となりました。
現在、需要の減少や高齢化などにより生産者は激減しましたが、それでもなお向日市産懸崖菊は、全国各地に出荷され、秋の植栽として高く評価されています。
懸崖菊のことをブログに書いています。ぜひご覧ください。
懸崖菊の仕立て技術
向日市産の懸崖菊をご覧になられたことはあるでしょうか?おそらく、びっしりと花で埋め尽くされた美しさに驚かれることでしょう。
全国各地の菊花展には、様々な仕立ての懸崖菊が見られますが、向日市産の懸崖菊の芽の詰まり、花数の多さ、かちっとした端正な整いは唯一無二のものです。
その品質を生み出す技術は、向日市の生産者たちが長い年月をかけ磨き上げてきたものです。清水園芸では、その技術を守り、手間暇かけて仕立て上げることを大切にしたいと考えています。
懸崖菊栽培の様子はこちらからご覧ください。
秋を彩る懸崖菊
向日市産の懸崖菊は、昭和の初期にはリヤカーで祇園や東山界隈まで運ばれ、古くから京都の秋を彩ってきました。
現在では秋の立体的な植栽として、旅館やホテル、料亭、神社仏閣、植物園やテーマパーク、イベント会場など、様々な場所でご利用いただいています。
和のしつらえを引き立てるのはもちろんですが、懸崖の技術を応用して作る「ローソク」「スタンド」「ボンテン」仕立てなど、カラフルでポップな姿は洋風の建物や装飾にもよく合います。
一鉢で秋を鮮やかに彩る「懸崖菊」をぜひ植栽に取り入れてみてください。
懸崖菊の展示情報はこちらからご覧ください。
懸崖菊のご注文は
オンラインショップでも一部販売していますが、発送できる品目に限りがございます。農場にお越しいただければ、様々な形、大きさのものが販売可能です。事前にお電話、FAXまたはお問い合わせフォームからご連絡ください。
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オンラインショップでご自宅までお届けできます